Part 3

SE102とSE120の比較のページ


両者ともに短焦点アクロマート屈折鏡筒です。
SE120は、口径が大きい分明るく、また長い分倍率も多少出せます。
しかし、使用しない時は大きくて邪魔な感もあります。
SE102は、非常にコンパクト。一昔前では、口径102でこんなにコンパクト
な屈折望遠鏡が現れるとは思いもしませんでした。

両鏡筒ともに星雲・星団、彗星の観望等に適します。惑星は、苦手と言う鏡筒です。
月を見ると青ハロがでます。また、撮影においても月の輪郭に青ハロが写ります。
見る分には、明るく見やすい画像ですが、撮影をすると色収差がすごく撮影には
向かないとつくずく思います。しかし、画像処理をすればそれなり見られる画像まで
持ってゆけます。


つくりは、まったく同じです。共通部品も多い望遠鏡です。
ドロチューブ、ドロチューブハンドル、ファインダー鏡筒バンド
の雲台取り付けネジ部は、同じ部品です。

SE102 口径102mm 焦点距離 500mm F=4.9
SE120 口径120mm 焦点距離 600mm F=5
SE120は全長650mm程度、SE102は、全長550mm程度
とどちらもコンパクトです。邪魔にならない方が良い方は、
SE102をお勧めします。

SE102 SE120
鏡筒バンドの上には、雲台取り付けのネジがついています。
フード側は、雲台取り付けネジ、ファインダー側はメネジか切ってあります。
こちらは、雲台取り付けのネジ部のネジを外しネジ穴を利用して
ビクセンの雲台プレートを取り付け雲台を付けた様子です。
左写真と同様、アリ型プレート(ビクセン)に交換した様子です。


先に説明した内容を上から見た写真です。 先に説明した内容を上から見た写真です。


フード先端の口径です。案外大きいです。 フード先端の口径です。思ったほど大きくないです。


ファインダーは、50×9倍です。
ファインダーの調整ネジは黒いプラスチック 2本。1本は、押さえです。
ファインダー先端の方は、Oリングが入っています。
非常に調整が簡単に出来ます。
ドロチューブのガタ止めネジ(しぶさ調整)の調整ネジが付いています。
付属品には、2インチ天頂プリズムと変換筒がついています。
ビクセンのフィリップファインダーがそのまま付き、合焦します。


倍率
接眼レンズ SE102 SE120 ED102SS
10mm 50倍 60倍 66倍
20mm 25倍 30倍 33倍
25mm 20倍 24倍 26倍


SE102撮影画像 SE120撮影画像
月 M42 M45 M42 M45 
彗星
SE102とED102SS(ビクセン)との大きさの比較です。
同じ口径102mmですがこんなにコンパクトです。
ED102SS f=660 です。