赤道儀

EQ5 GOTO (スカイウォッチャー)

自動導入赤道儀

2018.11.21 納入(導入レポート)
梱包箱
EQ5 GOTO赤道儀が到着しました。驚くほど大きな箱、1個で送られてきました。
EM200 TEMMA2 Jrが故障し、自動導入が出来なくなりました。修理しようか思い代理店に連絡したのですが、
納期は1〜2ヶ月、修理費はメーカーに送らなければ分からないとの事で連絡が途絶えました。
EM200の修理は諦め、新しいのを買おう・・と検討の結果、EQ5 GOTOとなりました。
EM200は重くチョイ見には大変です。EM11では、チョット小さい。搭載重量も8.5Kgといまいち少ない。
検討の結果、安価で、自動導入が出来て搭載重量がEM11とEM200の間程度の物と言う事で
EQ5 GOTO となりました。搭載重量は、9.1Kgです。

梱包箱
梱包箱の重量は、28Kgです。
チョット思っていたのより重く、誤算でした。赤道儀は、5.8Kg、バランスウエイトは、5.1Kgが2個。
予想外に重かったのが三脚です。5.8Kgあります。

梱包箱
梱包箱を開くと、またして梱包箱です。二重箱です。そしてこの小箱です。、
小箱を開封するとエアキャップ、ビニール袋に包装された機材が姿を現します。
梱包は厳重でしっかりしています。

内容物
三脚は、太いステンレス製です。思ったより重いしっかりした脚です。

内容物
バランスウエイトは、5.1Kgが2個です。ウエイトの穴径は、20mmでビクセン規格です。

内容物
赤道儀は、EM11より軽く5.8Kgです。

内容物
SynScanのGOTO部品一式です。パソコンに接続するRSー232Cケーブルは付属していません
取説によると別途、購入の説明です。これは、ガッカリです。
追々、パソコンに接続しステラナビゲータで自動導入ができるようにしたく思います。
 
 
 2020.1.14 確認
 だいぶ時間が経過しましたが、購入先のシュミットさんにハンドコントローラのPC接続に
 ついて問い合わせをしました。このタイプのハンドコントローラは、USB接続のもので
RS-232Cのケーブルは不要にて付属はしてないとの事です。 
 USBケーブルでパソコンに接続すれば、ステラナビゲータで制御でき、自動導入
が可能なハンドコントローラとのことです。 

組み上げ
組み上げてSD115S鏡筒を搭載してみました。EM11よりシッカリしていそうに見えます。
これで、架台・赤道儀は、9.7万円(税込)程度です。タカハシのEM11 TEMMA2 Jrの1/3以下の価格です。
極軸のキャップは、ガパガパで落としてなくしそうです。
極軸合わせの微動ネジは、少し硬めです。かつてのGPD赤道儀と同じ様です。

初観望と初自動導入
極軸合わせは、極軸望遠鏡に明視野照明がなく懐中電灯で照らさないとレチクルが
見えず合わせられないと言うものでした。誤算でした。
何とか懐中電灯で照らし極軸合わせは完了。出来ない事はありません。慣れれば何とかなるでしょう。
いよいよ自動導入。初めてなので2アライメントでアライメントをして、自動導入。
なかなか良い精度で導入されます。EM200、EM11 TEMMA2Jrの自動導入より良い精度での導入です。
さすが、北極星と他の星2個の導入です。TEMMAの場合は、北極星と1つの星の同期だけでの導入です。
3アライメントだともっと精度良く導入されると思うと感激です。

導入速度は、800倍速。非常に軽やかです。駆動音は、静かです。速度が速い分
EM200やEM11より若干大きいかなと言う位です。
EM11 TEMMA2Jrの12Vで120倍速、24Vでも250倍速とは
比べものにならない速さです。最新のEM11でも、150倍速。
追尾の時の音は、EM200、EM11より大きめですが気になる音ではありません
自動導入においては、EQ5 GOTOの方が優ると言う感想です。

追って、星雲等をノータッチガイドで撮影し追尾精度を確認したく思います。
まあ、オートガイドをすれば良いだけの事ですが・・

SynScanのVer.は、Ver.04.39.04でした。日本語対応、赤道儀・経緯台両対応の物でした。
早速、日本語の表示としました。メニューのみならず、導入する星の名称も
日本語表示となりました。代理店 シュミットさん作成の日本語の取説に設定方法は記載されています。
操作方法は、簡単で直感で分かります。THCとは、大違いです。

21日に納入し本日24日。3日使用しただけで、スカイウオッチャーは、凄いと感激しました。
EM200と同等の大きさのEQ6Rが欲しくなってきました。

2018.11.26 操作の勉強
リアルタイム手動導入
任意の位置の彗星を手動で導入したいのだけどどうするのだろう。
任意の赤緯赤経を見ながら手動で導入できる事が分かりました。
 設定(MENU)からユーティリティファンクション/位置表示で望遠鏡の現在の位置が
表示されます。赤緯赤経表示がされます。
リアルタイムの座標表示を参照し、特定の座標の位置を手動導入ができます。
と言う事は、ステラナビゲーターのPC接続は不要かも・・・です。
ステラナビゲーターの赤緯赤経情報を控えて、リアルタイム導入すれば良いんですから。
ウィルタネン彗星(46P)がもう少し明るくなったらやってみたいと思います。

2018.11.27 改良
極軸望遠鏡高度調整レバーの改善
レバーをハンドルつまみに交換しました。
下記写真のネジ長さは、北側55mm、南側60mmです。
ネジは、とりあえず鉄ネジですが、ステンレスネジを注文しました。
注文したのは、M8×60の六角ボルト(2本)です。
本来の長さにしたい場合は、ネジ(首下)長さ 北側はハンドル干渉を避けるため55mm。
南側80mmとなります。北緯35度付近で使用の場合、両方60mm程度が良いです。
ハンドルは、ポルタU経緯台で使用のチェンジノブ M8です。ポルタU経緯台 導入レポート参照
北極星の導入が楽になりました。

2018.11.30 初撮影とリアルタイム手動導入
初撮影
EQ5 GOTO 赤道儀で始めての星雲撮影をしてみました。撮影対象は、M42です。
3アライメントで設定。シリウスでピントを合わせておいて、M42を導入し撮影です。
60秒程度では、まったく流れません。
M42 撮影 2018.11.30 22:46 露出60秒
鏡筒:ED102SS(ビクセン) カメラ:EOS KISS Digital X

リアルタイム手動導入による彗星撮影
ウィルタネン彗星(46P)を導入、撮影してみました。
M42撮影の時のアライメントでミラを導入。ミラからは、リアルタイム手動導入で
彗星の位置(赤緯、赤経)を確認しながら導入です。
見事、ウィルタネン彗星が導入でき撮影できました。目視では、確認できませんでした。
パソコン不要で導入できました。
60秒程度では、まったく流れていません。
EQ5 GOTOには、高橋のような同期がないので彗星の近くの星で場所を追い込む
事ができません。その分、3アライメントの時に彗星の近くの星(この時は、ミラ)
でアライメントが必要でした。遠くの星でアライメントをするとミラが導入できず、
ウィルタネン彗星は、導入困難でした。
ウィルタネン彗星(46P) 撮影 2018.11.30 22:56 露出60秒
鏡筒:ED102SS(ビクセン) カメラ:EOS KISS Digital X

2018.12.17 リアルタイム手動導入 続
リアルタイム手動導入による彗星撮影 ウィルタネン彗星(46P)

2018.12.5 清掃
観望していると、バランスウエイトが下に滑り落ちてきました。その都度、
バランスの取り合わせ直しです。面倒でしかたありませんでした。
原因は、ウエイトの穴、軸、止めネジに油分が付着しており滑っていました。
入荷の状態からでした。中性洗剤でウエイトの穴、軸、止めネジよく洗った結果、
滑り落ちは無くなり改善されました。

2018.12.7 改良
極軸望遠鏡高度調整レバーの改善 続
高度(角度)調整ネジをステンレスネジに交換しました。
M8×60の六角ボルト(2本)です。北緯35度付近で使用の場合、両方60mm程度が良いです。

2019.3.1 使用電源
 
 AC12V電源
 AC電源は、スイッチング電源を使用しております。
これは、EM200、EM11用に準備した電源の流用です。 
 型式 RWS100B−12 (TDK ラムダ)
入力 85〜265VAC 50/60Hz   
 出力 12VDC 8.5A
 詳しくは、こちらをご覧ください。
 
2019.3.12 改良 
 
 極軸望遠鏡高度調整レバーの改善 続
 ハンドルつまみをクランプレバーに交換しました。
 北側のハンドルを回すのに力を要し、時には回らないことがありました。
 クランプレバーにする事により力が入り、調整が非常に楽になりました。
 クランプレバー 型式:LEMS−8−50−BK(メーカー:NBK)

 
2019.3.14 ベランダ自動導入
 
 ベランダで自動導入にチャレンジしてみました。
 EM11、EM200だと自動導入がベランダでは出来ませんでした。
 方位磁石で北を合わせ、ワンスターアライメントで近場の星(今回はアンタレス)を
 導入し設定。M6、M7、M8、M20、木星、土星と自動導入してみました。
 見事、導入成功です。
 
2019.3.15 ベランダ自動導入 と撮影
 早速、M20、M8、M7、M6を撮影してみました。
 撮影画像は、こちらをご覧ください。
 
2020.1.14 パソコンによる自動導入 
 
 USB接続でRS-232Cケーブルは、不要との事にてUSBケーブルでパソコンに接続しました。
 USBケーブルは、TypeBのケーブルです。
 
 
 ノートパソコンに接続しました。電源ONすると
  SynScan
 日本語 04 39 04版
 と表示されます。ハンドコントローラは、このまま触れず
 パソコンを操作します。

 
 
 ステラナビゲータで 望遠鏡コントロール → メーカ:sky−watcher  望遠鏡:EQ3/5/8GOTO
→ 接続 で 制御が可能となり自動導入ができます。 
パソコンに接続しステラナビゲータで自動導入ができるようになりました。